ある霊能者の話を思い出した。
彼女は、とても霊力が強かった。
で、霊的力で病気を直していた。
家族や幼い息子まで
犠牲にしてまで、
昼夜を惜しんで、
人助けをしていた。
ある時、彼女に
力を貸していた神さまから
もう十分に働いたから
もうやめなさい。
これ以上すると、
あなた自身が、苦しむから。
彼女は、その力を得るために
相当な難行苦行をしていた。
何もなしでは、神さまも、
働くことは、できなかったから。
彼女は、そこで、力を封印した。
ある時、以前助けた人から、
相談を受けた。
私の息子は、重病で、
医者からも見放されました。
以前の私もそうでしたが、
あなたが、助けてくれました。
どうか、
私の息子を助けてください。
…。
申し訳ありません。
もう、力が、無いのです。
と、断ったが、
お願いします。
お願いします。
と、必死に頼み込んでくる。
わかりました。
神さまに相談してみます。
仕方なく、
神さまに尋ねました。
神さま、こういう事情ですが、
どうでしょうか?
やめなさい、
あなたが、苦しみますよ。
どうか、最後のお願いです。
では、一つ条件があります。
あなたは、私に
決して、文句や不平を
言ってはいけません。
分かりました。
私が、あなたに
不平不満を
言う訳がありません。
…………。
もう、彼女の息子は、
治りましたよ。
ありがとうございます。
神さま。
ありがとうございます。
私の息子が、治りました。
そう連絡が入ったのは、
それからすぐの事だった。
彼女は、ホッとして
家に帰った。
すると…………
彼女の幼い息子が、
…死んでいた。
………………
彼女は、神さまに、
どう言う事でしょうか?
私は、たくさんの人を
助けたではありませんか!
神さまは、言った。
あなたの
以前、助けた人の息子は、
あの時が、寿命でした。
それを伸ばすには、
何か代わりのものが
必要でした。
あなたは、私と約束をした。
決して、
文句や不平を言わないと。
彼女は、それ以上
何も言えなかった。
失意の中、
彼女は、悲しみ続けた。
…………後日談
悲しくて悲しくて
仕方がなかった。
長い時間がたっても
気持ちが治らなかった。
そんな時、彼女は夢を見た。
少し大きくなった
亡くなった息子が、
夢に現れたのだ。
息子は、こう言った。
お母さん、
ありがとうございます。
そんなに悲しまないで下さい。
私は、今、
とても高い霊界にいます。
私が、長く生きても
行くことができない所です。
神さまが、
お母さんの功労だよ
と教えてくれました。
お母さん、
ありがとうございます。
そう言って、
少し大きくなった息子は、
ニコニコして、
夢から消えた。
……………………
う〜ん🙄
参ったな〜f(^^)v